1994年式マセラティ・スパイダー・ザガートが「近所に出かけるだけでも水温計の針が110℃まで上がって警告灯がつくんです」とのことでお預かりしました。
状況を確認したところ、写真下の水温計(黄矢印)の針が3kmほど走っただけで90と130の中間(110℃)あたりまで上がって警告灯がつきます。130℃には達しないものの、水温が上がっても「このあたりで回るはず」の電動ファンが回りません。
メカニックITOが調べた結果、サーモスタットの動き(開閉動作)が悪いことがわかりました。
写真上は熱いお湯にサーモスタットの新(右)と旧(左)を入れたところです。右のサーモスタットはしっかり開いていますが、左は開き方が不完全です。そのため冷却水がラジエターに十分に回らず、その影響でファンスイッチが入らず、水温が上昇したのでしょう。サーモスタットを交換したところ、水温計で90℃を越えると電動ファンが回り始め、90℃前後を維持するようになりました。(水温計の表示は個体差があるかもしれません)


