「ツーリングでドコドコというエンジンの鼓動を楽しみたいけれど遅いバイクはイヤだ」という心の声。
アンチ・メジャーということで避けていたDUCATIですが「速い2気筒がほしい」となると外せないようです。「ドゥカティ東名名古屋」さんでDUCATI MONSTER S2Rを見せていただきました。「バイク選び 2006 - Session 1」で(よくわからないながら)選んだうちの1台です。片側にまとめたマフラーがかっこいい!
これまでCB1300やトライアンフ、ハーレー、モトグッチに乗ってみて、わたしの気持ちのなかで重量級バイクは気が重くなることに気がつきました。走り出してしまえば快適なのですが、引っ張り出すのが億劫になりそう。その点、いまルッソにあるNS400Rや250TRは気軽です。
MONSTER S2Rは足付きもいいし、空冷L型2気筒 803ccで乾燥重量173kgと軽い。この試乗車はアップハンドルに換えてあるので街乗りにも使えそう。Lツインは結構振動もあるけれど、思ったより力強いエンジンです。6速ミッションを3速で回すと「オーーーっと」な速度(笑)が出ました。馴れていないので交差点で左折するたびにドキドキしましたが、基本的に乗りやすいバイクだと思います。
メーターは丸型の速度計と回転計の間にインジケータ類が納まっているというオーソドックスなもの。凝ったメーターは要りません。マレリのメーターにブレンボのブレーキ。「これもイタ車なんだな」と思ったら、急にホッとしました。DUCATIもMONSTERならばスッと違和感なく入っていくことができそう。馴れないとギクシャクするから、スムーズに転がすことができるよう上達する余地が楽しみでもあります。
試乗コースがルッソ前を通るので記念撮影しました。シングルシート風ですが、リアカウルを外せばタンデムもOK。
空冷のS2Rに対して「水冷のS4Rにも乗ってみてください」ということでテスタストレッタにも乗せていただいました。こちらは水冷L型2気筒 998ccで乾燥重量177kg。ノーマルハンドルなのでかなり前傾姿勢になります。峠ではよいかもしれませんが街乗りはつらい。
クラッチがS2Rは湿式なのに対してS4Rは乾式。半クラッチがほとんど使えないので気をつけないと飛び出します。それくらいパワーがある。たしかにS2Rに比べると回転が滑らかですが2気筒らしさは十分あります。信号待ちでクラッチレバーを握っていたらS2Rよりもかなり重い。軽くするキットもあるそうですが、S2Rほど軽くはならないみたい。大パワーを受け止めるには乾式クラッチのほうが向いているのでしょうけれど、わたしは湿式のほうが気軽なので好みです。
速さとカッコよさではS4RS テスタストレッタに軍配が上がりますが、クラッチとエンジンの熱(かなり暑い)が難点。個人的にはMONSTER S2Rのほうが永く付き合えそうです。言ってしまえば「2気筒のナナハン」クラス。今日気づいたのですが、わたしが乗りたいのは「単車」であって「マシン」ではないのです。モンスターはまだ単車と呼べるような気がします。