「水温が高いんです」と入庫してきたALFA155 V6(手前)と ROVER 600(奥)。
ROVERは冷却水が減っていないので、エンジンをかけたままにしておいたのですがラジエターが暖かくなりません。ラジエターに水が回らないとオーバーヒートします。水温が上昇するとサーモスタットが開いてラジエターに冷却水を回して冷やすのですが、サーモスタットが開かなくなっていたため交換して解決。
一方のALFA155 V6は以前サーモスタットを交換しています。今回のROVERとは逆にサーモスタットが開いたままになって高速道路を走ると水温が下がるという現象が出ていました。だから「サーモスタットの問題ではないはず」という仮定してトラブルシュートします。ラジエターにちゃんと水が回っても水温が上がるなら「電動ファンが回ってないのかな?」。
エンジンをかけたままにすると95℃くらいで電動ファンが(LOWで)回ります。エアコンをONにするとファンはHIGHで回ります。ファンの回り方にはLOW(弱)とHIGH(強)の2段階があるのです。ファンが回るということはファンスイッチは問題ないのかな。
そういえばお客様のお話では「水温計の針が130℃まで振り切れたことがある」とか。しばらく水温計とにらめっこしていると振り切れちゃいました。一旦エンジンを切って、イグニッションをONにしただけで水温130℃。コレ、水温計がおかしいです。
結果、上の写真にある水温センサーを交換して解決。下の写真の黄矢印のところについています。
水温が90℃を超えるとエンジンルームから時折ブーンという電動ファンが回る音がするはず。もしも水温が100℃を超えて上昇が止まらないときは「冷却水は入っているか」「電動ファンは回っているか」を確かめてみてください。万一オーバーヒートしたときは路肩に寄せてエンジンを切り、ボンネットを開けて冷やしながらレスキューを呼びましょう。慌ててラジエターやサブタンクのキャップを触るとやけどしますからご注意ください。
トラブルが起きたときは安全な場所に退避して、まず頭を冷やすことが大切です。