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2015年11月 アーカイブ

2015年11月05日

BMW M6 Gran Coupe

当店在庫中のクルマ達、どれもそれぞれ個性があってお気に入りなのですが、中には「この良さをもっとみんなに知って頂きたい!」と思わせる車があります。 最近のそんな車の筆頭がこのM6グランクーペ。 是非ともお知らせしたく書かせていただきました。



BMWの高性能車を研究開発する関連会社BMW M社が650iグランクーペを更に洗練させ、特別な個性を与えた贅沢なモデルです。 当車両は前オーナーが約1年間に33,500km走行したもので、そのほとんどは通勤時の高速道で積み上げられた距離のため停止・発進を繰り返す市街地とは異なり、一定回転数で巡航されたエンジンは現在絶好調にあります。 そのM6のエンジンですがベースの650iから110馬力もアップして560馬力。 0→100km/h加速は4.3秒、最高速305km/h(カタログ公表値)。 とてつもない加速が体験できます。 トルクも強大で68.0Nm(69.3kgm)を僅か1500回転から発生するので日常的な場面でも圧倒的な力強さ。 このパワーを伝達するのが専用の7速M DCTで、パワーの途切れを感じさせない素早く滑らかな変速です。 もちろんステアリングにパドルスイッチもありますのでスポーティな運転も楽しめます。 

またサスペンションの硬さ、ステアリング、スロットル特性などの制御機能を好みに設定できるM DCTドライブロジックという機能があり、ステアリングにはそのM Driveボタンも備わっています。 メーカー設定の3モードの他にドライバーは2種類の設定が可能。 この機能により車の性格を大きく変えることができ、御自分だけで走りを楽しむ設定や御家族をお乗せする時の設定など1台で場面に応じた使い分けを可能にしています。

内装は黒で統一されていてダッシュボードとコンソールにカーボン・ファイバーのアクセントが入ります。 シートは肩と大腿部の張り出しが大きいM6専用のマルチファンクションシート。 黒革に白のステッチ入りです。 天井は黒のアルカンターラに黒革を組み合わせた洒落たデザインとなっています。  特筆すべきは後席の居住性で、2ドアのM6よりも115mm長いホイールベースと実質的に2人掛けと割り切っているおかげでとても広々としています。 洗練された空間の中で乗員全員がゆったり上質な雰囲気に包まれて移動できます。 この点がセダンとは違うところであり、この車の真骨頂であると思います。

外観上の大きな特徴はカーボンファイバー製のルーフで、後方から見ると中央部分が少し凹んだ形状になっていてすぐ見分けられます。 これにより650iのルーフより23kgも軽く低重心化に貢献。 また前輪後方にあるサイドウィンカー部はM専用の大きなもので、そこから下方に延びる明確なプレスラインとドア下部の張り出したサイドシルが650iとの大きな違いです。 フロントバンパーの開口部は大きくエアダムも深くなり、リアバンパー下部のカーボン製ディフューザーの左右からはM6専用の太めのテールパイプが見え、この車の桁外れな性能をさりげなくアピールしています。

足元は20インチ5本ダブルスポークにフロント265/35ZR20、リヤ295/30ZR20のピレリP-ZEROで、3万km時に交換されたものです。 またこれまでの定期点検等は全て正規ディーラーにて行われており、記録簿、取扱い説明書も揃っております。 納車前には新車保証継承点検を正規ディーラーにて受けた後、お渡しいたします。 また初度登録時に3年サービスパッケージに入っていますので今後の点検整備時に規定のサービスが受けられます。

車の大きさを全く感じさせない飛び抜けた走行性能に美しいスタイリング、それでいて大人4人がくつろげる居住性を兼ね備えたM6グランクーペは1台で何役もこなす稀な存在だと思います。 他にこのような車は少なく、御求め易くなった今こそもっともっと注目されてもよい車だと感じております。 

新車購入時価格: 1,802万円
当車両装備のオプション品: リアシートヒーター、 サイドカメラ、 コネクテッド・ドライブ・プレミアムサービス(標準のコネクテッド・ドライブに24時間365日コールセンター・サポートやリモートサービスなどが付加されたもので、有効期間は新車購入時から3年間です)

2015年11月06日

Alfa Romeo GT 1300 Junior -part1-

1967年式アルファロメオGT 1300ジュニアのご案内です。 

オリジナルにこだわり当社が2015年夏イタリア現地に出向き
状態を確認し輸入した車です。

「走らせて楽しめる往年の名車」をテーマに選んだこの車両は、
新車時から大掛かりなレストア作業を受けることなくイタリア、
モンツァのコレクターの元でそのままの状態を保たれてきた1台です。

そのオリジナル度とコンディションの良さは
イタリアのクラシックカーの認定機関、「A.S.I」と「CSAI」からもお墨付きで、
その証となるプレートも当車両に付属しております。

さて、このGT 1300ジュニアですが、1970年代後半まで続いた
この型のジュリア系GT(105/115型)シリーズのひとつで、
同じボディでいくつかのバリエーションがあったので簡単なご説明です。

1966年9月にジュリア・スプリントGT(1600cc)の弟分としてデビュー。 
車名に「ジュリア」とは付かず、単に「GT 1300ジュニア」です。 
シリーズ中最も排気量が小さく、最も人気のあったグレードです。 
その生産台数は2番目に多かった1750GTVの倍以上でしたから、
如何に市場から支持されたかが分かります。 

その理由は1600、1750、2000ccの上級グレードの
コストの掛かった贅沢なメカニズムはそのまま変えず、
排気量だけを小さくした軽快な走りに
手が届きやすくなった価格が多くの人の心を動かしました。

つづく…

2015年11月08日

Alfa Romeo GT 1300 Junior -part2-

エンジンは105系以前の101系ジュリエッタのものと基本的に同じ1290ccで、
ポート口径を僅かに小さくするなど細部を変更して89馬力を発生。
 
当時この排気量の量産車でオールアルミ、5ベアリング、
ソディウムガス封入バルブ、ダブルローラーチェーンのツインカムエンジン、
オールシンクロ5速ギアボックスというスペックは極めて異例でした。

結果1290ccとしては高性能な最高速170km/h、
0-100km/h加速は12.5秒(公表値)。 
とは言え今の基準では非力なのは事実で、
現代の流れの中ではある程度の回転まで引っ張り、
忙しくギアチェンジする場面もあるかと思います。 

それがこの車の愉しさで、普通に乗っているだけでも
運転することがとても“濃く“感じられ満足感を与えてくれます。

その人気ゆえ生産期間も長く、その間に幾度か変更、
改良があり大別すると以下のように進化しました。

1966-68 シリーズ1
1968-70 シリーズ2
1970-73 シリーズ3
1974-76 シリーズ4

当車両はシリーズ1の後期型です。 
兄貴分のスプリントGT系との内外装の違いはごくわずかで、
この段付きモデルは黒メッシュ地に
クロームバーが1本のフロントグリルが特徴です。 

ホイールサイズは変わらず15インチのまま。 
内装ではダッシュボードがGTヴェローチェと同じ木目調です。 
シリーズ1前期型はステアリングが3本スポークで握りの細いタイプで、
この後期型は2本スポークになり握りが少し太くなりました。 

またシリーズ1前期型にはブレーキにサーボはまだ使われず後期から装着。
もともとアルファロメオはずっとダンロップ製のブレーキを使っていましたが、
1300ジュニアからATE社製に変わったのも特徴です。
(後に他のアルファも順次ダンロップ製からATEに変更) 

ファイナルレシオはスプリントGT系と同じ4.55で、
5速のギア比だけは0.79から0.85に低めて
少なくなったパワーに対処しています。 

あと僅かな違いですがこの後期型あたりからリアの
ホイールアーチの上辺が少し高くなり、
その後この105/115系の最終型まで変わることはありませんでした。 
翌1968年にはダッシュボードが1750GTVと同じデザインの
シリーズ2に移行しますが、いわゆる“段付き”モデルはシリーズ2までです。

つづく…

2015年11月12日

Alfa Romeo GT 1300 Junior -part3-

前述のとおりこの車両はこの半世紀にわたって
小まめに整備、修理が繰り返されてきたオリジナル保存車で、
全体のコンディションはあくまでも中古車で、ピカピカのレストア車ではありません。

しかし細かく見ると歴代オーナーが隅々まで愛情を注いで
状態を保ってきたことが容易にわかります。

新車のように蘇った車は作れますが、
このタイムカプセルのような車は作ることはできません。

そこに共感してくださる方が
この車を引き続いでいただけたら車も我々も幸せです。


LussoCarsでは最新のアルファロメオに加え、
クラシックアルファの取り扱いを始めました。

アルファは当社の原点でもあり、
運転の愉しさを我々に教えてくれた恩師のような存在です。

近年古い車が投資対象になりだんだん手が届きにくくなってきていますが、
今の車では絶対得られない走行感覚を与えてくれる名車を
世界中から厳選してお届け致します。

まずは1300ジュニアから。 

小さなアルファですが五感に訴えてくる感覚はアルファ独特のもので、
ぜひとも全身で味わいタイムスリップしてみませんか?

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